【初心者向け】WorldEditの導入・使い方・基本コマンド解説(最新版対応)

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はじめに

WorldEditは、マインクラフトで建築をする際に非常に便利なツール(MOD / プラグイン)です。
特に、大規模な建築を行うサーバー運営者やクリエイティブ建築勢にとっては、作業効率が大きく変わる必須のツールと言っても過言ではありません。

この記事では、WorldEditを初めて使う方でも導入・操作がスムーズに進むよう、導入手順から基本的な使い方、コマンドの一覧まで、わかりやすく丁寧に解説します。
実際の使用例も交えながら解説しているので、「これから建築を効率化したい」「WorldEditを触ってみたい」という方は、ぜひ参考にしてみてください。


WorldEditとは?

WorldEditは、選択した範囲内のブロックを一括で編集するためのツールです。
以下のような用途に活用されることが多いです。

  • 建築物のコピー&ペースト
  • 地形整備(山や谷の作成、整地)
  • 建物の反転・回転・対称化
  • 巨大建築物の大量ブロック設置
  • ブロックの一括置き換えや削除

手作業では何時間もかかる作業が、数秒で終わるようになるため、特に建築が好きなプレイヤーには非常に重宝されます。


導入方法

サーバーでの導入(Spigot / Paper)

  1. 公式サイト:https://enginehub.org/worldedit/ にアクセス

サイトを開いたら「Go to downloads」をクリックしてください。

2. 現在のサーバーバージョンに合ったjarファイルをダウンロード

今回はプラグインサーバーなのでBukkitバージョンを選択します。
「Stable Builds for Bukkit」をクリックしてください。

右上の「Download」または右下のダウンロードアイコンからサーバーのバージョンに合ったをダウンロードしてください。今回導入するサーバーは1.21.4なので最新版をダウンロードします。

3. サーバーのプラグインフォルダにjarファイルを導入

このように/pluginsフォルダにダウンロードした、WorldEditのjarファイルを導入してください。

このようにWorldEditがプラグインフォルダに導入されていることを確認し次の手順に進んでください。

4. サーバーを起動して導入されているか確認しよう

プラグインを導入した後にサーバーを起動しコンソールで「pl」を実行してください。

「pl」を実行し「Server Plugins」に「WorldEdit」緑色でが表示されていると導入成功です。
「WorldEdit」という文字が赤色になっている場合はサーバーのバージョンに合っていないプラグインのバージョンを導入している可能性があるため最適なプラグインを導入しているか確認して適切なバージョンを導入してください。

WorldEditで作業する際、まず「編集対象となる範囲」を正確に指定することが大切です。
範囲選択は主に2つの方法があります。

範囲の選択方法

一番基本的な方法で、以下のコマンドを実行すると「木の斧」が手に入ります。

/wand

この木の斧を使って、編集したい範囲の角を2カ所クリックして選択します。

  • 左クリック:範囲の最初の点(第1点)を指定
  • 右クリック:範囲の最後の点(第2点)を指定

2点が決まると、その間を囲む立体的な範囲が選択されます。範囲は標準のマインクラフトを使用していると見えませんが、Lunar Clientの「WorldEdit CUI」を使用することで画像のように枠線で視覚的に確認できます。

必ず「左クリック→右クリック」の順で範囲を指定する必要はありません。
どちらの点を先に指定しても問題ありません。


2. コマンドで範囲を指定する方法

斧を使わずにコマンドだけで範囲を設定することも可能です。特に座標がわかっているときに便利です。

範囲は2点(第1点、第2点)で指定します。

  • //pos1 x y z :範囲の第1点を指定
  • //pos2 x y z :範囲の第2点を指定

//pos1 100 64 200
//pos2 110 70 210

この例では、X座標100から110、Y座標64から70、Z座標200から210までの立方体の範囲が選択されます。

また、現在のプレイヤーの位置に範囲を指定する場合は、次のように使います。

//pos1
//pos2

この場合、コマンドを打った地点がそれぞれの点として設定されます。


コマンド解説:基礎編

以下のコマンドは、建築作業で頻繁に使う基本的なものです。各コマンドの使用方法と効果を、実行例や注意点とともに詳しく紹介します。

コマンド説明
//set <ブロック名>範囲内を指定ブロックで埋める
//replace <A> <B>ブロックAをBに置換
//copy範囲をコピー(向きに注意)
//paste貼り付け
//undo直前の操作を取り消し
//redo取り消しをやり直し
//walls <ブロック>壁を作る
//sphere <ブロック> <半径>球体を生成
//hsphere <ブロック> <半径>中空の球体を生成
//flipコピー範囲を反転
//rotate 9090度回転

1. //set:範囲内をブロックで埋める

選択した範囲を、指定したブロック1種類で埋めます。

//set stone

このコマンドを実行すると、選択範囲内の全ブロックが stone に置き換わります。

よく使う用途: 整地、壁の作成、床材の敷き詰め など


2. //replace:特定ブロックを置き換える

選択した範囲内にある特定のブロックだけを、別のブロックに置き換えます。

//replace stone glass

石ブロックをガラスブロックに置き換えます。

よく使う用途: 一部だけを変える、模様替え、自然な地形生成に便利です。


3. //copy & //paste:コピー&貼り付け

//copy で選択範囲をコピーし、//paste で貼り付けます。貼り付け位置は、コピー時の視点基準で決まります。

//copy
//paste

簡単に説明するとコピーしたい範囲の端に立ち「//copy」を実行し

貼り付けたい場所の1ブロック手前に立ち「//paste」を実行することでコピーした範囲のブロックを貼り付けることができるようになります。

注意点: 貼り付け先の向きと位置に注意。ズレる場合は //rotate を組み合わせましょう。


4. //undo & //redo:操作の取り消し/やり直し

間違った操作をすぐに取り消したい場合に使います。

//undo

直前の操作を取り消します。

//redo

取り消した操作を再び実行します。


5. //walls:壁だけを作る

選択範囲の外周だけにブロックを設置します(床と天井は含まれません)。
下と上を選択し以下のコマンドを実行すること石ブロックの壁が作成されます。

//walls stone

画像のように石の壁が選択範囲の外枠に沿って作られます。


6. //sphere & //hsphere:球体を作る

球状の構造物を作成します。

//sphere glass 5

半径5のガラス球体が生成されます。

//hsphere stone 8

中が空洞の石の球体(半径8)を作成します。


7. //rotate:コピーした構造物を回転

//copy でコピーした構造物の向きを変更したいときに使います。

//rotate 90

時計回りに90度回転させます。もちろん90度以外にも180度も使えます。

注意: //rotate はコピーされたデータに対して行うもので、建物自体を即座に回転させるわけではありません。
回転後に //paste してください。


補足:座標の考え方

WorldEditの操作は「現在地・視点の向き」によって結果が変わることがあります。
特に //paste//rotate の際は、中心点の位置に注意が必要です。


まとめ

WorldEditを使いこなすことで、建築作業の効率が大幅に向上します。
最初は //set//replace などの基本的なコマンドだけでも十分に活用できます。

慣れてきたら //copy//rotate//sphere といった応用系コマンドにも挑戦してみましょう。

WorldEditは、建築作業の効率化に大きく貢献する便利なツールです。
基本的な操作とコマンドをマスターするだけでも、大幅な時短が可能になります。

このブログでは、他にもMinecraft関連のプラグインやサーバー運営ノウハウを紹介しています。
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